100年前の古生地で、ART

2010.11.01 --- 11.28
porter classic Gallery 
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porter classic Galleryにて11月に催された「100年前の古生地で、ART」展に参加しました。
porter classicから提供される、100年前の日本の古い生地を使って作品を作るという企画です。

布で作品を作った事が無かったので、2週間前後の限られた制作期間の中で、自分なりにどこまで消化することができるのかという不安もあったんですが、最初から最後までデジタルな要素を全く使わずに作り上げるということを、今一度経験できる良い機会だと思い参加させていただきました。
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送られて来た古生地は端切れの状態でしたが、今でもそのまま使えるような柄のものがあったり、よく見ると金糸が混ざっていたりして布そのものから存在感が伝わってきます。

制作にあたっては、古生地を使う以外は自由だったので
「message」というテーマに基づいて作ることにしました。

誰かの手によって作られたモノには作り手からのメッセージが必ず込められています。
この展示を企画したporter classicの理念や、日々商品に込めているメッセージ、
古生地にも100年前の作り手のメッセージが込もっているはずだし、
100年前に使っていた人の想いも込もっているように思います。
作り手のメッセージを伝える「手紙」というキーワードから、
手紙を運ぶのに必要不可欠な切手を、布を使って自分なりに表現してみることにしました。

切手の絵柄は全部で3パターン。
手紙を読んでいるクマ、音楽を奏でているクマ、写真を撮っているクマ。
このクマたちも「文字」「音」「画像」でメッセージを伝えようとしています。
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古生地の他にアンティークのメモ紙と、古着から取った白い綿の生地を使っています。
雰囲気を古生地になじませる為に綿生地とメモ紙は所々紅茶で汚し、日焼けしたような雰囲気を出しました。余った糸や布の切れ端はあえてきれいに処理せず、そのままの状態で額装しています。
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展示会場であるporter classic Galleryは壁面に古生地をパッチワークしたような、
かわいいペイントが施されたギャラリースペースになっていました(毎月行われる展示に併せて壁を塗り替えているんだそう)。


今回の企画展への参加をきっかけに、自分のものづくりに対する考え方や取り組み方など、
改めて気づかされることが多かったように思います。